《今月の“歯っ”とするお話》Vol.95

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◆◆　歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019/08/6発行　Vol.95
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○オーラルフレイルに関するシンポジウム
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ご存じのとおり「フレイル」とは、健康と要介護の中間にある状態で、筋力
や心身の活力が低下し、生活する力が衰え、社会的・身体的・心理的なフレ
イルが重なり合うと要介護になる危険性が早まるといわれています。
この「フレイル」をキーワードとしたシンポジウム(主催:日本歯科医師会、
共催:株式会社NHKエンタープライズ、協賛:サンスター株式会社）が、先月6
日に都内で開催されました。
世界口腔保健学術大会記念『第25回口腔保健シンポジウム』と銘打たれたこ
のシンポジウムは、「お口が大切！健康寿命～秘訣はオーラルフレイルの予
防～」というテーマのもとに開催され、冒頭主催者を代表して挨拶に立った
日本歯科医師会の柳川忠廣副会長は「人生100年時代といわれるいま、口の
健康を大事にし、オーラルフレイルを含むフレイル予防により、高齢でも健
康な状態で生活ができることを学んでほしい」と挨拶。
その後、2部構成で行われたシンポジウムでは、元NHKアナウンサーの三宅民
夫氏をコーディネーターに、東京大学高齢社会総合研究機構教授の飯島勝矢
氏、東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科部長の平野浩彦氏、女優の生
稲晃子氏、歯科医師で“歯っぴーかむカム”代表の吉良直子氏、NPO法人東葛
地区婚活支援ネットワーク副代表の松沢知沙氏らが登壇し、さまざまな角度
からオーラルフレイルを含むフレイル予防の大切さを語りました。
このシンポジウムにつきましては、9月上旬にNHKのEテレで放送する予定との
こと。ぜひ、参考にご覧になってみてくでさい。
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◆ 今月のヒント
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オーラルケアの大切さについて、昨今さまざまな情報が発信されていますが、
そのなかでぜひ夏休みにお子さまと一緒に見ていただきたいとおすすめする
のが、日本歯科医師会のHP内にあるこの動画。
↓
https://www.jda.or.jp/public_relations/
↑
この動画の冒頭でも語られていますが、子どものころにごはんを早く食べよ
うとしたら「よく噛んで食べなさい!!」と怒られた経験をお持ちの方は少な
くないはず。1回の食事で噛む回数を比較すると、昭和前半では約1,420回だ
ったのが、今日では約620回になっているそうです。
特に暑い夏は咽喉ごしのよいやわらかいものが食べたくなる季節。消化に良
いものももちろん大切ですが、噛むことの重要性もぜひ大切にしたいもので
す。
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