《今月の“歯っ”とするお話》Vol.89

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◆◆　歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019/02/12発行　Vol.89
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○平成の歴史とともに
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昨今、巷ではなにかにつけ「平成最後の」という枕詞が多く使われています
が、逆に平成の時代とともにはじまったことも多々あります。ご存知の『80
20運動』もそのひとつ。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」とい
うこの運動は、平成元年(1989年)にその歩みをはじめました。20本以上の歯
があれば、食生活にほぼ満足することができる。そのため「生涯、自分の歯
で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて当時の厚生省(現厚生
労働省)と日本歯科医師会によって、いまから30年前にスタートしたこの運
動ですが、開始当初の達成率は7％程度(平均残存歯数4～5本)と伝えられて
います。
その後、厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、平成17年(2005年)には80
～84歳の達成率は21.1%、85歳以上でも8.3%に上昇。さらに平成19年に発表
された“健康日本21中間報告”では、目標数値20%に対し、それを上回る25%
を達成。平成29年(2017年)6月に厚生労働省が発表した歯科疾患実態調査(20
16年調査)によると、達成者の数は実に51.2%を数えるに至っています。

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◆ 今月のヒント
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平成元年とは、どんな時代だったのか?　キーワードでご紹介したいと思いま
す。
まずは「セクシャルハラスメント」。1989年の新語・流行語大賞の新語部門
に選ばれています。
4月1日には「消費税」(当時の税率は3%)が施行され、同日「横浜アリーナ」
が開業。6月1日にはNHKが「衛星第1および衛星第2テレビ」の本放送を開始し
ました。
9月27日には「横浜ベイブリッジ」が開通。翌28日にはTBSの人気番組であっ
た「ザ・ベストテン」が11年間の歴史に幕を下ろしています。
10月9日には「日本コンベンションセンター」(幕張メッセ)が開場し、この年
の大みそかに抽選が行われた年末ジャンボ宝くじでは1等6,000万円、前後賞
計4,000万円となり、1等と前後賞を合わせた賞金が初めて「1億円の大台」と
なった、そんな時代でした。

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