《今月の“歯っ”とするお話》Vol.75

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◆◆　歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2017/12/12発行　Vol.75
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○中医協総会報告
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先月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会が開催されました。その
なかで報告された第21回医療経済実態調査の結果に対し、公益社団法人日本
歯科医師会は、次のように総括いたしました。

※以下、「第21回 中医協・医療経済実態調査結果(個人立歯科診療所)に対す
る見解」より抜粋

歯科医療機関に占める個人立歯科診療所割合は 79.7％(平成28年)で、個人立
歯科診療所が地域における歯科医療提供の中心的役割を果たしているという
実情は、現時点においても変わりはない。
その個人立歯科診療所における直近2事業年結果(平成27年、28年）では、医
業・介護収益はわずか0.4％の増加にとどまり、医業・介護費用は0.3％減少
していた。平成28年度診療報酬改定において歯科診療報酬本体は0.61％増で
あったが、個人立歯科診療所における平成28年度の保険診療収益は平成27年
度と比較して、0.37％増にとどまっている。
また、平成20年以降における保険診療収益をみても、依然として低い水準で
ある。平成13年以降下降傾向にあった歯科医療費は平成21年以降微増となっ
ているが、地域歯科医療を担う個人立歯科診療所の経営状況は依然として厳
しい状況が続いている。さらに直近2事業年の医業費用の内訳では、医薬品費
・歯科材料費・委託費・減価償却費は減少していた。
医療技術や医療機器の進歩や安全対策、感染対策のニーズに伴い、小規模な
歯科医療機関に求められる設備投資や研修の対応等の負担も増えてきている
状況のなかで、個人立歯科診療所における経営状況は、これまで繰り返し指
摘している通り、すでに経営努力や経費削減努力が明らかに限界に達してい
る。
安全安心を前提とした歯科医療提供体制の根幹を揺るがしかねない状況であ
り、加えて求められている歯科医療、口腔健康管理の充実を図るために、速
やかで大胆な対応が求められる。

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◆ 今月のヒント
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今年もクリスマスの季節がやってきました。さて、クリスマスといえば、陰
の主役といえるのがサンタクロース。さて、ここで問題。サンタクロースは
何歳でしょうか?
サンタクロースの地元・フィンランドの言い伝えによれば、サンタクロース
の年齢はナント約500歳。あまりにも遠い昔に生まれたので、サンタクロース
本人も憶えていないとか。
このサンタクロースの好物が、お米に、牛乳と砂糖、塩を少々加えてつくる
「ライスポリッジ」という食べ物。ライスポリッジの上に、シナモンや甘く
煮たベリー類をトッピングして食べるそうなのですが、各家庭にそれぞれの
味があり、フィンランドを代表する家庭料理として知られています。
フィンランドでは、クリスマスにこのライスポリッジを必ず食べるそうです。
サンタクロースほどではないにしても、ぜひ多くの方々が長生きをして毎年
元気にクリスマス料理に舌つづみを打ってほしいものです。

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○ひと口ギャグ
某総会にて
発表者「虫歯、歯周病と並び、近年問題となっているのが、酸性の飲食物な
どで歯が溶けてしまう“酸蝕歯(さんしょくし)”。これには、かのサンタク
ロースも苦労しているという報告があがっています」
出席者「それは本当ですか?」
発表者「本当なのです。『酸だ、苦労する』とサンタクロースも困ってい
ます」
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