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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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2017/07/11発行 Vol.70
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○「健康寿命」と「平均寿命」
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世界屈指の長寿国としても知られる日本。2014年の平均寿命を見てみると、
女性が86歳・男性が80.5歳となっています。1960年当時の男性の平均寿命が
65歳ですので、約半世紀で15年も延びたことがわかります。
その一方で、自分自身の力で元気に生活を送ることができる、いわゆる「健
康寿命」の平均は、女性が74歳・男性が71歳といわれています。平均寿命と
の差を見てみれば、女性は12年間・男性は約9年間、他人の手を借りなけれ
ば生活できないということになります。いわゆる「要介護状態」というわけ
です。いってみれば日本は、長寿大国である反面、要介護大国であるともい
えるのです。
また、いわゆる不慮の事故で亡くなった方のデータを調べてみると、2005年
のあたりから窒息死が増えてきており、いまではそれまでずっと1位であっ
た交通事故を抜き、不慮の事故の死因のトップとなっています。事実、年間
9千人以上の方が、窒息による事故で亡くなっているといわれています。
特に誤嚥は要介護高齢者の死因第1位である肺炎の原因となり、年齢を重ねれ
ば重ねるほど、誤嚥や窒息のリスクは高まります。
「健康寿命」を少しでも延ばすためにも、口腔ケアがいかに大切か。今後ま
すます高まるであろう要介護時代に対するひとつのデータとして、ぜひ参考
にしてみてください。
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◆ 今月のヒント
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誤嚥を防止するには、なんといっても飲み込む力を鍛えること。そのための
方法はさまざまですが、簡単にできる方法をご紹介します。
1.食べる前の準備運動
①息が喉に当たるような感覚で強い吸い、3つ数えて吐く。
②「パパパ、タタタ、カカカ」とできるだけ速いスピードで数回言う。
③「アー」とできるだけ長く言う。
2.飲み込む力を元気にする運動
①舌を出したまま、口を閉じてつばを飲み込む。
(この際、舌をあまり出し過ぎないように)
②指先を上にしおでこにつけ、手のひらでおでこを押すようにする。
③おへそを覗き込むような感覚で、押しながら5つ数える。
(首に痛みのある方や、高血圧の方は避けてください。
以上、簡単にできる飲み込み運動のご紹介でした。
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○ひと口ギャグ
A「今月のメルマガで紹介された飲み込み運動、さっそくマスターしたぜ!!」
B「さすが、飲み込みが早いな」
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発行・編集 株式会社フューチャーワークス 市川 浩
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