《今月の“歯っ”とするお話》Vol.62

2016-12-26

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
┼────────────────────────────────┼
                      2016/11/8発行 Vol.62
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○先月号への反論!?
──────────────────────────────────
先月の本稿にて「腹八分目に医者いらず」の話題をとり上げましたが、健康
に気を配り日々粗食を心がけている方に気をつけていただきたいのが「低栄
養」。
低栄養とは文字どおり健康な体を維持するために必要なエネルギーとタンパ
ク質が欠乏した状態を指し、特に高齢者の場合は、肥満よりも怖いという説
もあるほどです。
70歳を例にとりますと、1日あたりのエネルギー必要量は推定で男性2,200
kcal・女性1,750kcalといわれています。
さらに血や肉となるタンパク質の1日あたりの摂取量は、男性が60g・女性が
50gとされています。(※数値はすべて厚生労働省「日本人の食事摂取基準
(2015年版)」より)
低栄養になると、基本的な体力はもとより免疫力や筋力が低下するだけでな
く、認知機能の低下や骨量の減少といった弊害も指摘されています。
健康のために食べすぎに気を使うのはもちろん大切なことですが、なにごと
もバランス良く「過ぎたるは及ばざるが如し」の精神で臨むのも大事なこと
のように思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今月のヒント
──────────────────────────────────
 患者様向け情報発信のヒントをお届けいたします。ご活用ください。
──────────────────────────────────
「噛む力が弱い」「むせやすい」「嚥下が困難」といった高齢者の方に、美
味しく食事を摂っていただくためには、調理にもひと工夫が必要です。
たとえば、噛む力が弱い方には、繊維や筋の少ない食品を選び、食べやすい
大きさに切る。また、嚥下が困難な方やむせやすい方には、食材を加熱によ
りできるだけやわらかくし、とろみを加えるなどして滑らかにするなどする
と、スムーズな食事に効果的と言われています。
さまざまな理由で、摂食困難を抱える高齢者の方をご家族に持つ方たちの参
考にしていただきたいプチネタでした。
────────────────────────────────
○ひと口ギャグ
A「彼女にフラれてさ。メールを送っても、電話してもまったくダメ。ショ
ックでゴハンもノドに通らないよ」
B「接触困難にして、摂食困難か」
A「・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行・編集 株式会社フューチャーワークス 市川 浩
〒158-0091 東京都世田谷区中町1-24 コートハウス上野毛2-105
Tel.03-6432-2831 Fax.03-6432-2832 URL.http://www.futureworks.co.jp
ケータイ歯ロー! URL.http://www.keitai-hello.jp/
お問合せ info@keitai-hello.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ページトップへ
Copyright © 2010-2011 歯科・歯医者さん向けリコール・来院促進『ケータイ歯ロー!』 All Rights Reserved.