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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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2015/12/8発行 Vol.51
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○本当は師は走らない師走の話
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今年も残すところあとひと月弱。いよいよ師走です。
この師走という言葉、年末で先生(師)も忙しく走り回るからという語源を聞
いたことがある方は多いと思いますが、実は師走というのは当て字という説
がございます。
この根拠とされている文献のひとつが万葉集。「十二月(シハス)には 沫雪
降ると 知らねかも 梅の花咲く含めらずして」との和歌が万葉集巻第九に
残されていることから、しわす=師走ではないという説です。
また、日本書紀にも「十有二月(シハス)」と記されていることも、師走当て
字説を後押ししています。
では、いつごろから「師走」と表記されるようになったのか? これが実はは
っきりとしていません。
ひとつ確かなのは松尾芭蕉の句に「何にこの師走の町に行く烏」とあること
から、17世紀末・元禄時代のころには間違いなく「師走」という表記が定着
していたと考えられます。
このように師走の語源は定かではありませんが、12月が慌ただしい毎日であ
ることは事実。しかも、クリスマスや忘年会など、ご馳走を食べる機会も増
えます。
忙しさにかまけて日々の歯のケアを怠る「歯忘」(しわす!!)とならぬよう、
患者さんたちに注意を促してくださいませ。
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◆ 今月のヒント
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患者様向け情報発信のヒントをお届けいたします。ご活用ください。
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年末を彩る代表曲のひとつといえば、ベートーベンの「第九」が挙げられま
す。ご存知のとおり、晩年のベートーベンはほとんど耳が聞こえなくなって
いましたが、どのようにして作曲をしていたのでしょう?
そのヒントのひとつが歯にあります。
晩年のベートーベンは口にくわえたタクト棒の先端をピアノに触れさせ、歯
で音を聞いたっていう逸話が残っています。いわゆる骨伝導です。
むろん、ベートーベンほどの音楽家であれば、頭のなかで作曲をし、それを
楽譜にすることもさほど難しくはないのかもしれませんが、歯を通して自分
がイメージした音楽を確認していたというところに、ベートーベンの音楽に
対する執念のようなものを感じずにはいられません。
音楽家・ベートーベンにとって、歯はまさに自分の人生にとってかけがえの
ないものだったといっても過言ではないでしょう。
世界中のあちらこちらで「第九」の壮大な調べが奏でられるこの季節、ベー
トーベンのこんな歯にまつわるエピソードも話題のひとつにお加えください。
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○ひと口ギャグ
【実話】ビートルズ時代、ベートーベンのどこが好きかと問われて。
リンゴ・スター「歌詞がいいね」
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