Vol.38 ○歯磨き粉のパーソナル化が浸透中

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◆◆　歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014/11/11発行　Vol.38
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このメールは、過去弊社スタッフとお名刺を交換させていただきました方々
にお送りしております。今後メール配信が不要な方は、大変恐縮ですがこの
メールに「不要」とご記載の上でご返信をいただければ幸いでございます。
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○歯磨き粉のパーソナル化が浸透中
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歯磨き粉といえば、家族全員が同じものを使っているというケースが大半で
した。しかし、昨今では歯ブラシのみならず歯磨き粉のパーソナル化が進み、
それに対応するかのように各メーカーが年代や性別に応じた多彩な商品を続
々と発売しています。

たとえば花王は先月、30代～40代をターゲットに、歯周病になる手前の口内
ケアを重視した歯磨き粉を発売。その一方で、50代以上の歯周病予防をコン
セプトに昨年発売した商品をこの9月に改良するなど、ターゲットに応じた
歯磨き粉の細分化を進めています。

また、小林製薬は炭の成分で歯を白くするという新商品を9月に発売。加え
て、30代後半～40代の女性向けとして3年前に発売した歯茎下がり対策用の
歯磨き粉も改良を加えるなど、独自の展開を見せています。

価格帯もかつては200円前後の商品が主流を占めていましたが、近年では1,0
00円以上のものが高い伸び率を示すなど大きく変化。こうした背景には、口
内ケアに対する意識の向上が大きな理由として考えられています。

こうした意識の変化は、歯科業界にとっても喜ばしいことと考えます。しか
し、日々の歯磨き等では行き届かない歯のケアがあります。歯医者さんにし
かできないことがあります。

歯のケアに対する意識が高まりを見せているいまこそ、あらためて歯医者さ
んにしかできないことを明確に打ち出し、集患・増患のための戦略を練って
みてください。

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◆ 今月のヒント
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　患者様向け情報発信のヒントをお届けいたします。ご活用ください。
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年代に特化した歯磨き粉といえば、忘れてはならないのが子ども向け歯磨き
粉。これを日本で最初に発売したのがライオンの前身、小林富次郎商店でし
た。大正2年、1913年のことです。

このライオンの“こどもはみがき”の特徴といえば、なんといってもフルー
ツ味。最初に味がつけられたのは1953年のことで、味はいまなお人気のイチ
ゴ味でした。さらに4年後にはバナナ味が発売され、その後メロン味も登場。
当時はまだ高級品であったバナナやメロンを歯磨きをしながら「味わえる」
ということで大人気を博したそうです。

そもそも、小林富次郎商店が子ども向け歯磨き粉をつくろうと思ったきっか
けはというと、大人用の歯磨き粉では刺激が強過ぎるので、刺激を弱めて磨
きやすくすることで子どもたちの歯磨き習慣の形成の一助になればという思
いがあったといいます。

以来、100年。いくら時代は変わっても、子どもの歯の健康を願う親の気持
ちは変わらないと思います。親御さんもかつては使ったことがあるであろう
子ども向け歯磨き粉のこんなエピソードを交えながら、親子で取り組む虫歯
予防の大切さについて語ってあげてはどうでしょう。

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○ひと口ギャグ
ウソのようなホントのハナシ。
日本には、たこ焼き味の歯磨き粉が実在する。
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発行・編集　株式会社フューチャーワークス　市川　浩
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